旧スタッフGUNブログ - 虎の穴!! レポート
こんにちわ、今日は第三回虎の穴の体験談をご紹介します。
今回で第3回、ますますレベルアップしたトレーニングのレポートです!
・クリアリング
移動しながらのクリアリング、バリケードの方向に合わせて左右のスイッチのおさらいなどなど。
基本姿勢と移動の足捌き(CQC戦術の基本スタンスはアイソサリースタイル、正面をカバーし幅広い射界を確保する動き方)を再確認からのスタートです。
この辺は知っている方には初歩的な事ですが、基本は何よりも大事なことなのでしっかり復習。
・移動&射撃
お次は実際に射撃しながらの移動。
バリケードに隠れた敵を制圧射撃しながら距離を詰める、というシチュエーションでのトレーニングです。
まずはメインウェポンでの訓練から。
歩くと身体が上下左右に揺れるのは人間として自然ですが、この自然な動きがなかなか曲者で、サイトが一向にターゲットに定まらず苦労する方多数でした。
ドットサイトをつけていても難しいのに、アイアンサイトで大いに苦戦していた方も・・・素早いエイミングが可能なドットサイトの利点は計り知れないものです。
講師曰く、コツは体重の移動を一定の速度で行い歩幅を小さく取ること、とのことです。
・スイッチング&トランジション
コツを掴んだのか、初回よりも断然集弾率の上がってきたところで次のステップへ。
常に自分の撃ち易い方から撃てると限らないのが戦場、そんな時のためのスイッチングです。
ぶっちゃけて言ってしまえば銃を利き手から逆手に構えなおすだけですが、これは非常に慣れが必要です。
逆手で構えるのがとても構えづらいのは当たり前ですが、利き目の存在もかなりの問題です。
サイトを覗く時は自然と利き目で見ていますが、これが逆となると全く見えない!
意識して反対の目で覗くようにしないと、とてもじゃないですが狙えるものではありません。
でもこの技術を身に付ければ、バリケードの左右どちらからも安全に射撃する事が出来、生存率が上がるのは間違いありませんね。
スイッチングでガンコントロールに幅が出たところで武器の持ち替え、トランジションの訓練です。
メインウェポンがトラブルを起こして撃てなくなった、また弾切れになってマグチェンジをしている余裕など無いときのためにサブウェポンを使用します。
使用する銃の組み合わせによって細かい動きは異なってくるのですが、基本的にはメインウェポンをサブを抜く手と反対方向へ下ろし、同時にサブウェポンを抜いて構え即座に発射できる状態にする、です。
ここで大事なのが視線を射撃しているターゲットから外さない事!
ホルスターの位置を確認する為に目を下ろしたら、その隙に反撃が飛んできたり目の前からいなくなってしまうことも。
身体に付いてる装備から物を抜き出すのはそう難しい事でもないので、繰り返し練習すればきっと身に付くでしょう!
ただしこの逆はとても難しいです。
サブからメインに戻すとき、マガジンを戻すときなどなど、当然ながら使い終わった装備を捨てるわけではないのでそういう状況は発生します。
身に付けた装備に物を放り込む、納めるだけなのになぜかうまくいかない・・・・・・これはもう何度も練習して、身体に動きを叩き込むのが一番です。
・カバーリング
第4回の締めはバディを組んで今までの総合訓練+α。
左右に障害物が点在する通路を、二人でカバーしながら敵の潜む奥まで突入するという実戦さながらのトレーニング!
敵に近い方が制圧射撃で攻撃を封じ込め、もう一人がさらに前方に進み制圧を交代する、これの繰り返しという単純な訓練ですが
まずバディの合図無しに行動してはあっさり返り討ちに。
前:制圧射撃で敵を釘付けにしたことを伝える「ロック!」
後:後方の相方が移動を開始する「ムーヴ!」
前:移動できる状況にあることを確認したら「OK!」
この一連のやり取りがあって初めて移動してもよい、というなかなかややこしい訓練です。
「今自分は何をしているのか?」
「相方に何を伝えればいいのか?」
「相方は次に何をしようとしているのか?」
などなど、考えながらの行動になるので、どうしても遅れやミスが出てしまいます。
移動の合図を出すのを忘れていつまでも射撃し続けたり、同時に移動したり射撃したりする事も・・・・・・
もちろん撃つ以上は弾が尽きる事もあるわけで、マグチェンジの時間で制圧射撃の火力を途切れさせるわけにいかないのでサブウェポンにトランジション。
弾が切れる前にマグチェンジして、サブウェポンに変えるリスクを減らすのももちろん選択肢に入ります。
これもなかなかうまくいかないもので、バディが移動中にマグチェンジしたりすることも・・・
最初からうまくいくはずはありませんが、繰り返し繰り返し練習していくことで皆さん身に付いていったようで、ずいぶんとスムーズに行えるようになりました。
初めて知る技術に四苦八苦でしたが、今まで学んだ技術の応用が効くのか、すぐに身に付いていきました。
もちろん初めて参加する方の為に、基本的な講習も欠かさずやってますので、参加してみたい、見学してみたいという方は是非スタッフまで!